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アルツハイマー病の診断ガイドラインが27年ぶりに変更

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アメリカのアルツハイマー協会はなんと27年ぶりに診断ガイドラインを変更しました。
今回の変更は少しでも早期にアルツハイマーを診断することを目的としています。

国立老化研究所(the National Institute on Aging)のアルツハイマー研究センターのディレクター、Creighton Phelps氏によると、今までの診断ガイドラインアルツハイマー病による痴呆症状が出た後のみの診断ガイドラインでした。

20年ほど前には痴呆だけではなく、痴呆の前兆となる認知能力の障害、たとえば記憶だけでなく、意思決定能力、環境適応能力などさまざまな能力の障害がアルツハイマー病の症状として確認されました。

そしてごく近年、研究者達は症状が起こる前の兆候、バイオマーカーの変化を確認するに至ったのです。そのバイオマーカーの検査はまだ臨床段階ではなく、研究段階にあります。

そのバイオマーカーとはMRIやPETといった画像診断で確認されるサインや脊髄穿刺(脊髄液を注射針のような器具で採取する検査)でアミロイド蛋白を確認することだそうです。

研究結果は月ごとにアップデートされており、今回のガイドラインは、これらの研究結果をどんどん反映できるような構造になっています。

6年前からアメリカではADNI(Alzheimer's Disease Neuroimaging Institution)という研究が遂行中で、人々の画像やバイオマーカー、遺伝子までもを追跡して、アルツハイマー病の進行について調査されています。

この研究のデータはUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)によって集約され、世界中の研究者が利用できるように公開されているそうです。

アルツハイマー病を完治する治療法は今のところ開発されていませんが、進行を遅らせるのに有効だろうという薬は開発中です。早期に診断できて、早期に治療を始めることができれば、症状が出始める前に病気の進行を食い止めることができるようになるかも知れません。

現在アルツハイマー病研究センターが注目している薬は、異常蛋白、アミロイド蛋白の抗体を用いて、脳への沈着を防ぐ薬だそうです。

アメリカでは540万人のアルツハイマー病患者がいると言われ、死因の6番目の病気であると考えられています。そのため、この病気に対する関心は非常に大きく、TIME紙やWall Street Journal紙もこのガイドラインの変更を報じています。

source: science friday
related page: Alzheimer's Associationガイドラインがここにあります)
related page: ADNI@National Institute of Aging
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