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吸入式インスリンのリベンジなるか!?

Exubera

重症の糖尿病患者さんは毎日のインスリン注射が必要です。注射以外のインスリンの投与方法として開発されているものは内服、点鼻吸入の3つですが、もっとも有望なものは吸入だという説があります。

内服は胃酸や消化酵素にインスリンが分解されることなく、腸粘膜から吸収される技術が必要ですが、いずれも非常に困難で40年以上研究されていますが実現されていません。

点鼻では鼻粘膜をインスリンが通りにくく、鼻粘膜の面積も狭いため大量のインスリンを投与する必要がある上に、インスリンの吸収の向上させる物質が鼻の不快感や鼻水を誘います。さらに風邪をひいていると使用できません。

吸入は、広げるとテニスコートほどの広さのある、膜の薄い、肺胞からインスリンを吸収するため、比較的簡単にインスリンの投与が可能です。

しかし、2006年に世界で初めてFDA(米国厚生省)に認可されたPfizer社のExubera(写真)は、2007年には早くも撤退してしまいました。

デバイスが大きくて持ち運びが不便であること、咳や息切れ、喉の痛みなど副作用が報告されたこと、喘息やCOPDなどの肺疾患患者さんは使用できないこと、インスリンの投与量が細かく調節できないことなどが原因だそうです。喫煙者はインスリンの吸収率が高くなって、低血糖を起こしやすいなどの欠点もあったようです。

Exubera2

Exuberaの撤退後、Novo Nordisk社とEli Lilly社は相次いでフェーズ3まで治験がすすんだ吸入式インスリンシステムの開発から撤退してしまいました。

メジャープレーヤーの撤退によって、終わってしまった技術と思われていた吸入式インスリンですが、Pfizer社とともにExuberaを開発していたNektar社のメンバーは、サンフランシスコでDance Pharmaceuticals社を立ち上げ、新たなシステムの開発に取り組んでいます。

当社はExuberaの技術を改良し、市場に受け入れられる製品の実現を目指しています。パウダー状であったインスリンを液状に変えることにより、大きさは持ち運びに便利なサイズになり、添加物を見直すことにより副作用を減らそうとしています。

しかし、マイクロニードル(痛くもなければ血も出ない針によるドラッグデリバリー)など、吸入に変わるドラッグデリバリーシステムも発達してきており、吸入式インスリンの必要性を疑問視する声もありDance Pharmaceuticals社の製品が広く臨床で使われるようになるかどうかはまだなんとも言えない状況のようです。

source: Diabetes Mine
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